こんにちは〜〜
さて、打って変わって今回は、中国の成都から割と気軽にアクセスできる遊園地について。
インスパイアされまくり、言い方を変えればパクリまくりの遊園地、「国色天郷楽園」に行ってきた。数年前、偽ガンダムが出現したことで一気に知名度を上げた遊園地。
【国色天郷楽園(Floraland)とは】
中国、四川省にある遊園地。成都からバスを乗り継いで約1時間半〜2時間。 もうね、行かれた方々がご自身のサイトで写真を掲載してくださっていますが、まぁすごい。
今回、折角成都に行くのなら、ここも是非訪れたいと思っていた。
しかしながら、行き方がイマイチよくわからず、宿のスタッフさんに調べてもらって、道に迷いながら何とか辿り着く。
※ご参考までに、一番下に現時点での行き方を載せております。
ちなみに下記が日本エリアの写真
アトラクションはアメリカゾーンに集中。
ヨーロッパ系はレストランが多く、日本ゾーンは上記の通り最早なんなのかすらわからない。今回行って思ったことは、やはり…遊園地は誰かと一緒に行った方が良いということ。アレ乗りたいなぁと思っても、1人で乗るのはやはり気が引けて…
【国色天郷楽園へのアクセス】※2016年4月時点でのもの
①バスで「百花中心」駅まで行く
※乗る場所により路線を選びます。
山手線の様なG27、G28路線だと成都市内をグルグルしてくれる。
これに乗る場合は「青羊宮」で降りて歩くしかない…
②319番に乗り、「国色天郷楽園」までひたすら乗り続ける(これは時間かかるけど楽)
2回乗り換える方法もあるにはあるが、バス停探すの面倒、迷う等により、お勧めしない
遊園地周辺はショッピングモールやホテルが沢山あり、1つの街のようになっている。想像以上に大規模。
【盛大なおまけ ツーリストインフォメーション】
最近変わった飛行機の預け荷物ルールで、リチウムを含む電池を入れてはいけない、というルールを私は知らず、行きの飛行機でiphoneのバッテリー充電器を預けてしまった。
そして、上海(乗り継ぎした)でバックパックが止められた。
成都に着いてから、空港のスタッフやホステルの受付の人に頼んだり、自分で電話をかけたりと、散々問い合わせをするも、「今どこにあるか詳細はわからない」「明日には成都に届くんじゃないのか?」という状況が続き、日本の友人に航空会社に電話して貰うも「中国からお願いするしかないらしい」ということに。なんでもいいから、とにかくバックパックを返して欲しい。金目のものはなくても、思い出の品は詰まっているのです。
明日、日本に帰るという切羽詰まった状況の中、私は荷物と全く関係のないこの遊園地のツーリストインフォメーションのお姉さん達に、駄目元で航空会社に電話をかけてみてほしいとお願いしてみたのだった。
お姉さん達は、少し英語が通じ、散々かけてもダメだった航空会社の番号とは別の、日本語対応の番号を探し出し、自分の携帯で問い合わせてくれた。航空券やパスポート番号の写メ、委任状のようなものが必要な中、彼女達は、中国語で書類を作成してくれ、確認の電話を何度も入れてくれた。
不安気に待つ私にお湯を出してくれたり、冗談を言ってくれたりと、気遣ってくれて大変優しかった。
とうとう、明日荷物を日本に送ってくれるという状況になるまで、約2時間近く付き合ってくれたのだった。
私は何年かぶりに、人前で大号泣した。ここまでやってくれた人達はいなかった。
お姉さん達は嗚咽する私を見てギョッとし、大丈夫かと慰めてくれた。
パクリとか言って本当ごめんなさい。
どんなにキャラクターがシュールで不気味で著作権を侵していて、日本の扱いが適当過ぎていても、でも私はここを応援したいと思います。
いや、著作権侵害は良くないな。妙なキャラクターを沢山作ることに天才的な才能を感じるので、ぜひそういうキャラクターで埋め尽くして、オリジナリティ溢れる遊園地に変えてください。スタッフさん達のお陰で、私の荷物は無事に手元に返ってきました。
そういう訳で、現金をろくに持っていなかった私は、8日間の旅行中、ずっと同じ服を着ていた。ジーンズはドロドロ、石鹸1個で全身を洗って洗濯もしていた。(タオルと下着と靴下は買った…)
そして、人は、意外と少ない物で生きていけること、パンツを毎日必ず替えなくても多少死にはしないことを身にしみて感じたのです。
汚い格好をした年増の日本人が、訳のわからないお願いをして、号泣して、最後はベタベタの手で握手をしまくり、お姉さん達としては大変だったと思う。
皆様、四川省を訪れた際には、パンダの繁殖場とか大きい大仏とか見に行く前に、ぜひ、「国色天郷楽園」に行ってください。