【杭州】パリっぽいゴーストタウン 広厦天都城の恐怖

中国ゴーストタウン探訪第2弾。

最近「探訪」という言葉が少しお気に入りです。ほほほ

上海近辺には、有名な欧州を模倣したニュータウンがいくつか存在し、その中にはゴーストタウン化してしまったというものも。今回は、そのうちの1つである杭州の、パリを模倣した「広厦天都城」に行ってきたよ!

エッフェル塔がある!!(^ー゜)!!!

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上海からはるばる杭州へ。偽エッフェル塔が見えた瞬間にはテンション上がった。偽物なんだけどな。大きさは実物の1/3で、108mだそう。

ぱっと見ここは「パリ」なんだが、残念なことに塔の後ろにめちゃくちゃ中国っぽい茶色い高層マンションが乱立している。なんて異様な光景。

「シャンゼリゼ通り」もあるよーーーファーーーー

車はまあまあ…走っている。しかし、人があんまりいない。

あ、少しいる

めっちゃ普段着の中国の皆さんの生活感溢れる通りと化している。

中がスカスカのコンビニらしきもの

保育園や子供向けの英語スクール?的なものがあった。

確かに周辺はまあまあ緑が多いので、子供を育てるのにはいいのか…?

お花は綺麗

洗濯物(もちろん下着も含む)が道端にガンガン干してある。パリのシャンゼリゼ通りでそんなことしてる人いないわ。

しかし本当に人の気配が殆どない場所だな

 

テナントが殆ど入っていない、茫漠とした通りが延々と続く。

 

スーパー

数年前はこの街唯一のスーパーだったようだが、今はどうなんだろ…?

エッフェル塔に近づくに連れて、だんだん人が少し増えてきたような気がする。

エッフェル塔の足元では、歌の練習をしている若い兄ちゃんがおり、たまにカーッ、ペッ と痰を吐いていた。やめなさいエッフェル塔の真下で。

鉄骨が美しい。割とちゃんと造ってるのかな。

エッフェル塔を通り過ぎ、更に進むと道の両サイドには謎のオブジェが並ぶ。人型。上半身ブっ壊れてるのもあってなかなか怖い

その奥に、謎の白い建物。メトロの車両が半分ビルに突っ込んでいる。

なんだここ?

中に入ってみると、受付にお姉さんがいたが全く英語が通じず、私も中国語の単語が全然出せず、何の施設なのか全然わからん。

ジェスチャーで、「中見ていい?」とやったら入れてくれたので、中をウロウロしてみる。

後で知ったが、どうやらここは、広厦天都城にできた高層マンションの住宅展示センターらしい。ジオラマがある。

可愛らしい部屋のミニチュアの展示。

売りに出されているっぽい部屋。

杭州地下鉄3号線が、ゆくゆくは出来る予定で、もっと便利になる!とポスターが。

キャッチフレーズは「城に住もう」のようである。

ううむ…

広厦天都城の開発の歴史が展示されている。イベントスペース?

2002年から工事しとる。もう…今年2017年ですけども…どうなんだ?未だに地下鉄が通る予定の時期も全く具体的に書いていない。

この建物の中は大変ラグジュアリーな雰囲気で、杭州市自体も、ここを高所得者層が住むオシャレな高級住宅街にしたそうであった。

エッフェル塔の反対側に位置する「天都公園」付近に行ってみた。

とても広い公園で、西欧風の建物や劇場、川が流れ、森がある様子。

ウェディングフォト撮影をしているカップルがいる。綺麗〜

あの階段上ってみようかと思ったら、公園の入場料50元(900円くらい)もかかるってんで止めた。たっか!!

入り口の人たちめっちゃ暇そうだけど…こんなお金払ってこの公園入る人いるんかしら…この街の周辺住民はせめてタダで入れればいいね…

ちなみにシャンゼリゼ通りの入り口にはドーンと美容外科が入っていた。

二重手術っぽいものや、鼻を高くするのかな?という手術がなんとなく読める。

私たちにお任せください!

こんな殆ど人いない街の入り口に美容外科作るとは、大胆な経営戦略。

中国各地にゴーストタウンが出来上がった背景は、お金持ちが投機や又貸しする予定で部屋を大量に購入しているが住む人がいない、中心部から現時点ではバスでしかアクセスできない等々いろいろあるようです。行かれた方々含め、様々考察してくださっている。

記念撮影

この街を一通り歩いて感じたのは、正直な所「怖いな」であった。白いヨーロッパのような装飾のアパルトマン、エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、一帯を「城」と呼び取り囲む巨大なマンション群、空っぽなのである。うだるような暑さの中で、陽炎のように街がぼんやりと存在しているだけ。

「以前は人が沢山いて賑わっていたけど今は昔」という歴史を感じる哀愁ではなくて、”作られたばかりでそこそこ綺麗だけど使われていない空っぽ”が怖く、悲しい。ただの入れ物が大量にあるだけの圧倒的な空虚感。

ここまで巨大な模倣の街を作る意気込みはすごいのだが、ハードを用意してもソフトが伴っていないというか…テーマパークで遊びに来るならばいいと思うんだけど、ここに住む…という状況、ものすごくズレた感じ、何て表現したらいいのかわからない。

少し歩いた隣のエリアには、お店があるし人がまあまあ普通に歩いている。いよいよ不思議。

 

<行き方>

広廈天都城

 

上海からの日帰りの方法をご紹介。

いろいろあるようですが、私はコレが一番楽なんではないかと思う。

上海虹橋駅→杭州東駅まで新幹線 片道1時間

杭州東駅の地下のバス乗り場で335番に乗り、「星橋鎮西」(こんな漢字のバス停。文字変換できない…)へ行く。空いていれば約40分

この辺りに着く

そこから西に向かって真っ直ぐ暫く歩く。15分程で、ふと左に偽エッフェル塔、右側に「天都公園」と書かれたあの光景が広がる。

ネットでの情報を間違ってゲットしていた為に、大変迷い、回り道をして到着。…宿早くに出たのに6時間もかかったよ…何やってんだよ…しかしながら杭州まで来たからにはもう後には引けん、と思って意地で辿り着いた。良かった…

地下鉄3号線が、いつの日にか、もしオープンするならば、きっとそれが一番便利。いつになるかわからんけども。

 

<おまけ>

バンコクのゴーストタワー前で出会い、アユタヤ、ミャンマーのインレー湖でちょいちょい会っているフランス人のスタンと、この後香港で再びタイミングが合って再会した。こんだけ会うと私のこと好きなんじゃないかと思うが、そういうことは全くなく、いつも茶を飲むかご飯を食べて、どこに行ったとかどこが面白かったとか話して1時間程で別れる。私の残念な英語力の為に、会話が半分くらいしか成り立っていない。致命的!!それでもなんやかやで会うのだから、単に縁があるのだと思う。

そんな生粋のパリジャンのスタンにこの写真を見せたら、笑いながら「エッフェル塔の完成度高いな」と褒めていた。

スタンは4ヶ月旅をしており、後4日でパリに帰る予定という、旅の終わりであった。

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