【京都】大岩神社 土砂降りの無人廃神社にて

2020年残暑の頃。遠出したい欲が大爆発し、どうやら1人旅だし注意すれば感染を広げる可能性を抑えられるということで、交通費が激安になっている西へこっそり旅立ちました。
東京→京都・大阪が片道深夜バス2000円切るんだよ。どういうことよ…

京都に到着した朝は雨が降っており、どんどん強くなってゆく。
今回は、汗だくヨレヨレのまま向かった珍スポ(?)、「大岩神社」をご紹介いたします。

この不思議な妙にエキゾチックなデザインの鳥居、しかも「廃神社」というのだから行くしかないわ。

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<大岩神社とは>

大岩山の山頂付近にある神社。この古代遺跡っぽい一風変わった鳥居は、僧侶(?)、女人や鳥、ウサギなどが刻まれている。京都出身の日本画家・堂本印象氏がデザインし、昭和37年に寄進したそう。とても古いものかと思いきやそうでもない。
難病の神様の側面もあり、心の病にもご利益があるらしいですよ(*´꒳`*)
妙な廃神社の雰囲気は、現在常駐の神職の方がおらず無人の神社になっているからで、近年の台風の影響等でどんどん荒れている。有志による境内の維持活動はされているものの、後継者問題やら何やらで、今後どうなることやらの神社。

モーニングの目当てのお店に辿り着けなかったので、プロントで朝食。
なぜ京都まで来てプロントに・・・?( ´ ▽ ` )

GoogleMapに従って近くへ来たが、「倒木の影響で通行止め」となっており、別の道からアプローチを試みる。

そしたら今度は恐ろしい程の急な坂が続く。何度あるんだ…休み休みしつつゼイゼイ言いながら上ると、「大岩神社」と書かれた小さな入り口が

急な坂の途中にある裏口

灯篭のガラスは割れ、人の気配は全くなく、土砂降りの雨の音のみ…
不穏だ…苦笑

なんかコレ裏側なんじゃ…と思ったら案の定そうで、進むといきなり本殿の裏側に出た。

しかしながら、割と明るかったので怖くはなく、お参りをする。

こんにちは、お邪魔いたします。裏から入ってすみません。

廃神社ではあるものの、そこまで荒れ果てているという訳でもなく。
人いないわあ
展望台が有名らしい(あべのハルカスまで見える)んだが、大雨と霧で何も見えない。真っ白。

参道を逆方向に降りてみる。

狛犬が1匹しかいない?と思ったら、崩れて台座から下に落っこちている。
おおおおおうコレ誰か力のある人元に戻してあげてぇ( ;´Д`)
なんか、大事な結界的なものとか壊れてないか?大丈夫なのか?

雨で道が悪いのも去ることながら…少し伐採した跡はあるものの、夏の森の中、植物達は育ちまくりビヨビヨしまくり、人が殆ど通らない為か草で道が隠れ気味。
むせ返る程の木々の息吹、水蒸気で頭がぼんやりしてきた…

草が水を大量に含んでいるので、草を掻き分けながら進めばスカートが一瞬でビシャビシャになり、蚊も大量にいるので刺されまくり。無心で必死に進む。

普通の鳥居もある

超絶足が痒いが、ぐちゃぐちゃな道を転げ落ちぬよう注意しながら降りる。
途中、おっさんの咳払いが聞こえて盛大にびっくりする。大雨の中人がいると思わんかった…東屋みたいな所で暗くて顔はよく見えないけど、人がひっそりと佇んでいる。
今思えば、なぜこんな場所に人がいたのか。神様だったのかな。

振返れば自然に埋もれるアールヌーヴォーチックとも取れる謎の古代遺跡感満載の鳥居。アマゾンの奥地感もあるわ(´∀`=)

倒木ゾーン。本当は通っちゃいけませんよ

苔は水を吸って鮮やか、触るとフワフワで柔らかく、沢山のカエルがピョコピョコと道を横切ってゆく。

山の中を抜けると、「ケェッ」と鶏みたいな声で鳴く大きいカエルがボチャっと池に飛び込む音が聞こえる。サアアァァという優しい雨の音が綺麗。

この池は魚やカエルが跳ねて、雨を喜ぶ生き物たちの楽園であった。
ちなみにこちらの池は、夜赤い人玉が飛んでいるのを見たという噂もある。まじか。

※こちらが通常の参道入り口付近
逆走してきたのでゴールでした

咳払いしたおっさん以外は全く人に合わず、今思えばちょっと幻想的で不思議な世界に迷い込んでいたような気分。

訪問中は危険もあり、痒いしゼイゼイいうし結構必死で大変だったが、雨降ってなくてもう少し草が少なめの秋とかは、紅葉も綺麗だし展望台も楽しいのかなと思う。私は第六感とか霊感とか全くないのでわからないんだけど、敏感な人はちょっと気分がザワザワするかも?妙な噂も多々あるが、不思議な雰囲気を味わいたい方にはおすすめ(=´∀`)

<アクセス>

日本の神社・寺院検索サイト 「八百万の神」さま
がわかりやすいのでリンク貼ります(人任せ)
https://yaokami.jp/1260228/

<おまけ>※伏見稲荷神社の猫情報

千本鳥居の有名な伏見稲荷も初めて訪れました。
おお〜すごいのう(´∀`=)
今まで「インスタ映え笑の神社だろ」と思っていましたが、行ってみたらやはり綺麗だなあと。雨の中の浮かぶ朱色の鳥居達は幻想的よ。汗だくになるけど。
最初鳥居何本あるか頑張って数えていたけど130本位でやめた。

別れ道も沢山あって、あちこちにお稲荷様がいらっしゃるから、一々お賽銭してお参りしていたらキリがないわな。

道中こんな池があり、

沢山の鳥居、お稲荷様密集地帯があるのだが、
ここに住む猫の兄弟たちが激かわ。

ニャアニャア鳴いて私を奥へ導く

おはようございます

猫様①「人間1人呼んできたわ」
猫様②「ほう」
私「触らせてください」

猫様「なんだお前オヤツは持っていないのか」
私「申し訳ありません」

ガリガリの黒猫様も登場

猫様「オヤツないんじゃ仕方ないわ。もう行っていいよお前」ガリガリ
私「可愛らしいお姿を拝見できて光栄でした」

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