私のブログを見てくださる方は、こういうの別に求めてないんじゃね?と思うのだが、まあいいわ。プラハって美術館多い、そこら中にギャラリーとかもある。
芸術の都だが、観光地色も強い。物価高い。゚(゚´ω`゚)゚。仕方ない。


人形(パペット)のお店
そもそもこの旅行での大きな目的の1つに、チェコのシュルレアリスト、ヤンシュヴァンクマイエルの家に行く、というものがあった。
<ヤンシュヴァンクマイエル>
有名な作品だと、映画の「アリス」とかかな。
大学生の頃、専攻していたコースの教授の専門が東欧で、ヤンシュヴァンクマイエル大好き、授業で映画をいくつも鑑賞し、逗子の美術館へ皆で展覧会を観に行く程であった。女性アナウンサーが番組の中でニュースを読みながら喘いでおり、その女性の足が水槽に入っていてデカイ魚が彼女の足に吸い付いているビデオ画面を立ったまま見ながら、下の方では設置されたマネキンの硬い手が前後に動く、男性の1人遊びをお手伝いするマシーンを皆で鑑賞した。強烈。
見終わった後は裏の海に走り下り、大量のワカメを拾って遊ぶなど、濃厚な時間後の開放的な学生達の表情を覚えている。懐かしいのう。
余談ですが、私は卒論で書いた位シュルレアリスムやその頃のヨーロッパ芸術が特に好きです(一番好きなのはキリコ)。結構身近にあるしね。コラージュやフロッタージュも子供の頃沢山やったし(葉っぱなどの上に紙重ねて鉛筆で擦って柄を浮き立たせる技法)、ハンターハンターでもオートマティズムが出てきた時はテンション上がった。すみません話が逸れた。




さすが良い所住んでるわ〜と軽口を叩きつつ、GPSに従ってウロウロしながら歩いて行くが、それっぽい所が見つからん…

そして…

ようやく発見。あれ?ここのはず…なのに写真で見た「GAMBRA」の看板とかが剥がされてるような…

いや、どう見てもここです。
こんな像があるベランダ普通の家じゃない。
ヤンと奥さんの肖像。
何てこった。クローズしてる。ってか、これどうなってるの?
引っ越した?
そもそも、前情報では「水・土」のみやってるとのことだったので、この日しかやってない!とアタリをつけて行ったんだけど…
近くにあったカフェのお姉さんに、「ヤンのお家ってやってないの?」と聞いてみると、「今日5/1は独立記念日だから、きっとお休みなのよ」と言われる。
いや…祝日って感じのクローズ具合じゃないんよ、もうなくなっちゃったの?と更に聞きたかったが英語力もなく、チェコ語も話せないし雨も降ってきたので、そのカフェでカフェラテを飲んで退散。
今後行く人は気を付けてください。やってないかもしれないし、やってるかもしれん。


さて、日本から遥々来たがヤンにフラれたので、他の美術館に行こう…
<立ち寄った美術館>
・ミュシャ美術館
・王立美術館
・国立美術館
<ミュシャ(ムハ)美術館>

世界的に有名な芸術家、ミュシャの出身地なので美術館がある。
少し小さめで割とサッと観られた。彼の作品の歴史や手掛けたポスターが沢山ある。繊細な線の絡まり、時代を全く感じさせないデザイン性の高さ。
彼は人間の骨格とか筋肉の付き方、肌のたるみとかもしっかり理解して表現していたのだなと思った。デフォルメしてるのに人物が動いている。ハムレットの病的な感じとか表情が良い。
油絵も描いてたんだな。雰囲気があって個人的に好き。内容の割に確かにちょっと値段高いし笑、酷評している人もいるけど私は楽しかった。
マグネットを2つ購入、こちらも今私の家の冷蔵庫にくっついてる。
<王立美術館>

プラハ城に行く途中にあり、日本語のオーディオガイドが借りられる。スイッチを入れると何と、「やあこんにちは、僕は王族の〜です(王子だったような気がする)。今日は来てくれてありがとう、コレクションを紹介して行くよ!」的な、本人の肉声に被せてフランクな挨拶が始まって笑った。こういうの日本でもやってるのかな。



銃とか剣とかデザイン好き。全然詳しくないけど。

当時の王族達は飼い犬も自分たちと同じようにセレブリティな嗜みを覚えさせようとしたようです


変に浮いたりしておらず絵に馴染んでるのが凄い

農民のありふれた、幸せで穏やかな日常
写真残してないけどクラーナハの宗教画とかもあって、流石王族コレクションだわと思いました。歴代の一族の皆さんの肖像画が沢山あって、お金持ちすげえと思いつつ、もう誰が誰の甥とか婿養子とか2番目の奥さんとかよくわからんわってなった。

屋根の色も統一されていて、ヴルタヴァ川も見えて美しい
良かったよ…天気が良くて…(=´∀`)

<国立美術館>

モダンアートが多い。というか広すぎてどっから観るべきなのかもよくわからんし、全部は無理だった。
飛行機の時間の前にぷいっと行ったのも失敗した。もっと時間ないとダメだ。
さすがですよ、ピカソ、マックス・エルンスト、ポール・クレーに加え、印象派、ゴヤもあったよ。知らなかったチェコのアーティストの作品も沢山あった。
写真OKなので、個人的に気に入った作品を少し載せます。
ここもオススメです〜面白い







プラハの街中は、色々なアートがあって楽しいです。
何をするでもなくふらつくのに良い。



このガツンと不安になる怖い感じが東欧っぽい




でもジョンレノン来たことないらしいよ。何だこりゃ

ちゃんと大人しく待っててかわいい
ロングスカート履いてると、夜見ると動物の毛だらけなのは泣く
<おまけ>
個人的な趣味なのですが、ガーゴイルが好きで、海外の教会に行くとつい写真を撮ってしまう。街の守護神で、雨どいの役割も果たすものも。今の所のナンバーワンはノートルダムだが。
こちらはプラハ城の横にある教会「Saint Vitus Cathedral」



ゲ○吐いてるみたいに見えそうだな…
ちゃんと葉っぱで隠してるよ


皆でおええええってなってるみたいな絵になるのか



