【プッタパルティ】サイババの村は今 アシュラムに滞在してみた

日本では、「アフロの謎のおじさん」のイメージが強く、エキゾチックな雑貨屋でグッズが売られている「サイババ」

2011年に亡くなっている。かくいう私も名前位しか知らず、サイババが何をしたのかロクに知識はなかった。

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しかし、インドでは大人気でとても素晴らしい聖人として崇められている。以前より、このサイババの出身地でアシュラム(修道院)がある「プッタパルティ」は、小さな村でありながら、サイババによって栄えている。

元々行く予定はなかったのだが、チェンナイからバンガロールに来たので、サイババの村近いし、せっかくだからちょっと寄ってみようと思ったのである。

バンガロールからバスで遥々4時間。田舎道。

全ての挨拶はこの村では「サイラム!」(Sai Ram!)1日中言いまくり。物乞いも私に「サイラム!」とお金を要求してくるよ!

村の入り口 天使…?

 

大変明るい色のファンシーな建物。これは病院。最初、知らずに庭に侵入してしまい、アヒルがいる〜と写真を撮っていると、ダチョウ(飼育されているようだ)が来てめっちゃ威嚇してきてビビる。

ウチのアヒルに何の用だよ

学校

病院も学校も無料。すごいなサイババ効果よ。

警察署もかわいらしい

 

ドオオォン

いらっしゃい プッタパルティ

バスターミナルの目の前が、サイババのアシュラム。せっかくなので、2日間だけ滞在させてもらうことにした。外国人滞在者用の建物がある。奥の事務所で手続き。なんと、1泊30ルピーです(50円位)!

ここは本当に広い。アシュラムの敷地内だけでも、滞在者の宿泊施設が何棟もあり、食堂、スーパー、本屋、緑の豊かな芝生、朝と夕方のお祈りイベント(ダルジャン)の会場。この会場がめっちゃ広くて綺麗で華やかで凄まじい。

 

<アシュラム内の決まり>

・卵を含む肉系の食品は室内に持ち込み禁止

・写真撮影禁止

・禁酒、禁煙、禁欲

・ゲートは朝4:00〜夜9:30のみオープン 出入りは自由だがその時間内厳守

セキュリティチェックも厳しい

・節水。貴重なので大切に使う

※消灯時間は特に厳密には今は設定されてないらしい

 

部屋に行くと、ロシア人の「ガラ」と「ゾヤ」、エストニア人の女性(名前聞いてない)が滞在していた。なぜ旧ソ連系の皆さん多いのだろう…?

ガラ「私はヨガをしたりダルジャンに朝夕参加しに来てるの。今回でここへ来るのは6回目ね。1ヶ月いるつもりよ。アナタは何を目的に来たの?何だか私たちとは違うみたいね」

興味本位でちょいと来てみたというのがバレバレ。

やはりジャスコで買ったストールとタイパンツでは浮いてしまうようです。アシュラム内では欧米系の人々もたまに見かけたが、皆サリーやパンジャビドレス等、インドの民族衣装を身に付けている。本気度が違う。

熱心な人だと、サイババを慕い、20年もここに通っている人もいるらしい。人生賭けてる。

サイババを愛している人々からしたら、私みたいな者は邪魔で仕方ないんじゃなかろうか…。皆サイババの本を熱心に読み、お祈りのダルジャンに参加し、朝のお勤めをし、穏やかに過ごしている。

誰もいない時に隠し撮りさせて貰った。部屋にはサイババを讃える祭壇。夜はロウソクを灯し、とても幻想的。

男女はきっちり分けられており、食事も男女別々の食堂で取る。「今日のメニュー」が入り口のホワイトボードに書かれており、好きなのを選んでトレイに乗せてもらう。これで30ルピー(50円位)だった。

今日のメニュー眺めるの楽しみだった。全然読めないけどね!!

 

何だろうと思ったらコウモリの集団。ビックリした。自然豊か。

 

アシュラムの外には、プラネタリウムサイババ博物館がある。

プラネタリウムは英語のオーディオガイドが借りられる。太陽系と宇宙の不思議系の番組で30分。

ここはサイババ博物館。午前10時〜昼12時のたった2時間しか開館しない。水曜日はお休み。

近くには、サイババが教えを説いていた木も。葉っぱを2枚貰った。

 

街の至る所に溢れるサイババ!!

サイババウォーターサーバー(壊れてるように見える)

レストランもホテルの看板も雑貨屋もタクシー会社も

オートリキシャにもサイババ

サイババグッズを売る店

ブロマイドがたくさん

一代前のシルティサイババも含めコラボしすぎてわけわからん。卒アルみたい。

猿もめっちゃいる。マンゴーを盗まれたおっさんの決定的瞬間の顔を激写。

買ってしまいましたよ、サイババグッズ。しかも結構大量に…

 

アシュラムを1歩出ると、老若男女の物乞いにちょくちょく狙われる。特に子供の物乞い集団に顔を覚えられてつきまとわれ、サイラムサイラム叫ばれて大変困惑する。学校無料なのに、何故学校に行かないのだろうか…?親の仕事を手伝っている様子もないが…カーストの関係でダメとか…?よくわからんかった。

また、とあるインド人と少し話したのだが、アシュラムに滞在してるんだと言ったら、「外の世界は汚れているけど、アシュラムの中はとても綺麗な世界だよね!あそこはいいでしょ?外に出ない方がいいよ!」と言われた。えええ…何その天国と地獄。

私の考えの及ばぬ所で、この街もいろいろ問題を抱えているのかも知れん。

病院や学校が無料で、博物館・プラネタリウムも無料。莫大な献金と、サイババを思い、慕う人々が、ボランティアや大変安いお給料で活動しているからである。私が泊まらせてもらっている施設も、何度か食べさせて貰った食堂も、こんなに安いのは人々の善意のお陰なのである。

ダルジャンが行われる大きい会場は、土足厳禁で、大きいペットボトルや携帯も持ち込み禁止。ここでも入念な身体チェック。最初は、低音の声だけの祈りの声がスピーカーから流れる。

「サイシュマライ〜インマヘ〜 サッケデェヤエマイエ〜 ディーモヒ〜」

「サイディマヒ〜 ワッカチョレ〜 アーレー」

「オーーーーーン」(一区切り)

(聴いてる限りこんな感じ)

これが約1時間。そして、急にタブラやシタールが鳴り始め、愉快な音楽と祈りの歌が30分流れる。人々は手拍子をしたり体を揺らしたりして楽しそう。

ダルジャンが楽しくて、ずっと体育座りをして眺めていた。不思議と穏やかな気持ちになるのである。会場内の正面にはファンシーな色使いの大きな祭壇。

サイババの写真が沢山飾られている。椅子に座りつつ片手を上げて微笑むサイババ、萌え袖で顔の近くに手をやって微笑んでいるサイババ、和む。

サイババの写真は街中に溢れているが、どのサイババもデフォルトは微笑んでいる。それがとてもいい。

ただ…私は2日で十分だと思った。今の自分は欲にまみれているので、世俗的な娯楽がないのが苦痛。ダルジャンの時や夜はアシュラム内にいるが、日中は博物館やら土産物屋やら街の様子やらを眺めにしょっ中外出し、最終日はカフェでコーヒーやアイスクリームまで食していた。何をしに行ったんだと怒られそうな勢いである。

でも、行けて良かった。

たった2日で出て行くという私に、同室のゾヤが驚愕。彼女はあまり英語が話せずだったがとても私に優しくしてくれ、最後には、今後の旅行の安全を祈ってくれて、私の舌と額に白い粉(何の粉かはよくわからない)を付けて祝福し、「あなたはまたいつか再びここへ戻ってくるわ」と言った。まじか。

いやあもう暫くは…と内心思いつつ、お礼を言ってバスに乗る。バンガロールに戻り、約10円を騙し取られて怒り狂っていたが、サイババの写真を眺めると何だか穏やかな気持ちになった。それを友人に話したら、「もうそれサイババの術にかかってる」的なことを言われた。やはり将来再びあの街に行くことになるのだろうか。

最後に、あちこちに書かれているサイババの名言を少し。

「Help Ever, Hurt Never.」

「Love all , Serve all」

「Money comes and goes: Morality comes, but grows」

すごい人だな、サイババ。

生きている内に会いに行けば良かった。

 

<行き方>

バンガロールのバスターミナルは大きいのがいくつかある。

KSRTC社のターミナル3から、プッタパルティ行きのバスが出ている。

ターミナル行けば、「プッタパルティー!プッタパルティィイーーー!」と係の人が叫んでるので多分すぐわかる。

※写り込んでいるのは物乞いのお婆さん。私にずっとついてきてアピールをしてきたが、サリーからチラ見えしたお腹がタップタプで申し訳ないけど笑った。私より栄養状態良さそうじゃん…

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