4月24日、モンユワからバガンに移動。バスで4時間位。
この移動日の朝、気持ち悪くて目が覚める。
えええ…?ゾクゾクする…頭もガンガンする…こんなの久しぶり…風邪か…?!
酷い頭痛、ダルさ、寒気、ちょっと吐き気。ホテルの朝食を食べずにギリギリまで部屋で寝て、バスの中でもずっと寝ていた。
バガンのニャンウーという拠点の街に到着し、予約したゲストハウスへバイタクで移動。名前かわいいな。NEW BAGANというエリアにあるので結構遠い。バイタクの若い兄ちゃんと金のことで揉める。もうマジでこんなしんどい日に面倒なことを言わないでくれよ…
午後2時、自分のベッドになだれ込み、そこからほぼ丸一日、シャワーとトイレ以外は動けなかった。ご飯を食べに夜外出するも、全然食べられない。
しかし。次の日の午後、謎の復活を遂げ、バガンではあんまり長居はしないつもりだったのでポッパ山へ行くことにした。場合によりますが、寝ると大概の病気って治るんですね。すげえ。
ポッパ山は死火山で、山頂にあるポコっと出た部分はタウンカラッ(Taung Kalat)と呼ばれており、ミャンマーの土着信仰「ナッ信仰」の聖地です。「ナッ」というビルマ語は、「精霊」「精神」「死霊」「祖霊」等の意味らしい。
(参考 Wikipedia)
「天空寺院」と呼ばれたりもしている。ラピュタ好きなら行かねば。
現在、外国人はトラブルになるからという理由でバイタクで山へ行くことが禁じられている。通常はシェアタクシーを利用して登る。
※あちこちにある旅行会社や、ホステルの受付で、朝9時と午後3時位の1日2回、ポッパ山へのシェアタクシー乗りたい人〜という募集をかけている。それに申し込むと、人数が3人位集まれば5,000チャット(500円弱)位で往復連れて行ってくれる。
サルすごい。多すぎ。サルばっかりだ…
入口から、お約束の裸足で山道を延々と登るコース。
いらっしゃいませ
この眉間にシワを物凄く寄せている方は「ボー・ミン・ガウン」という聖人。最初にポッパ山に登って修行した人らしい。「仁義なき戦い」にキャスティングされてそうである。渋い。ミャンマーで大人気。大の愛煙家だったらしく、タバコをお供えすると願いを聞いてくれるらしい。
本人写真。
道中所々展望台があるが、こんな景色今まで見たことない。
大地が深緑色だ…
大自然
程なく頂上へ到着する。
安定のオール金。ミャンマーの仏像やお寺に貼り付けてあるキラキラしたものは、どうやら本物の巨大な宝石らしい。ひいいいい
ああ、動物は猫もいた…よかった…
うっすら夕暮れ。
下山して周辺散策もできる。
あ。こんな所にも…
いやあ楽しかったです。ポッパ山。
そしてタイトルにあります通り、ミャンマーで最も有名で人気のあるメインの観光地、バガン遺跡。これがオマケと化したのであった。
次の日、バガンの遺跡巡りをすべく、バイクを借りる。
e-bikeが楽しい。これ日本で乗りたい。
1日レンタルで5000チャット。
これに乗って朝日を見にいくツアーとか宿で開催していた。起きられなかったけど。
トットットットと走る。ウワッフゥ〜と遺跡見るのもそこそこにドライブしまくっていた。自分で行きたい所に行ける、遠くてもOK、風を感じられる。なんて楽しいのでしょうか。鬼のように暑いバガンも、コレでそこそこ快適に移動できる。
何より風情がありました。熱い空気、赤い焼けた大地と浮かび上がる遺跡群、真っ青な空。その中をe-bikeで走る。遺跡を1つずつジッと見るより楽しかった。
ここはゴミロード。何とかした方がいいよ…
ちゃんといろいろ見ましたよ寺院も。
金ぴかの像の前で親子が撮影会をしている。
恐ろしくかわいい。隠し撮り。レイバン?それレイバン?!
そして、バガンと言えば夕日。
皆絶対バガンの夕日を見にいく。大変美しいと有名である。
「人生で、バガンで見た夕日が一番綺麗だった」と言っていた大お姉さんの日本人女性の話も聞いた。
暑いし、バイクで走るのに満足して、「最近ずっと夕日見てるし、体調もまだ万全じゃないから…」と見ずに帰った。
実はこの後、インレー湖に行き、そこで久々に、バンコクのゴーストタワー仲間のスタンと再会するのだが、私と逆のルートでこれからバガンに行くというスタンに「夕日どうだった?!」と聞かれ、「見てない」と答えたら「オマエは何しにバガンに行ったんだ」と言われた。しょうがないじゃん。そういうこともあるよ。ドライブとっても楽しかったよ。
体調等によりますが、基本的に乗り物酔いはせず、ドライブや飛行機大好きなので、これで良かったのです。
バガン楽しいですよ。朝強かったり体調が良ければ更にもっと楽しい。
<おまけ>
ポッパ山の入口からずっと気になっていたものが。
………!!?!
キューピーマヨネーズの「たらこ」…?
しかも顔が全部ちょっとずつ違う…
この何とも言えないシロモノは一体…
後で知ったのだが、ミャンマーのダルマで「ピッタインダウン」というらしい。
ダルマ…
「転んでも起き上がる」ということで、縁起物、ラッキーらしい。
しかもどうやら起源が謎らしいのである。俄然興味が湧く。なんなんだ…?!
コレ流行らせたいな世界に。
この後訪れたヤンゴンのスーレーパゴダにも置いてあった。
ドオオォン
大地真央さん…