5月5日、チェンマイという都市に移動。チェンライからバスで3-4時間くらいでしょうかね。とても観光客に人気の都市です。外国人だらけ。
チェンマイには目当てがあってやってまいりました。
今までの地獄寺なんて、言うてもただの子供騙しやんけ。ちゃちい、物足りない、もっと地獄を!!というそこの貴方にこのお寺をご紹介。
チェンマイにある「ワット・メー・カエ・ノイ」(Wat Mae KAET Noi)
まだまだ私は地獄訪問経験が浅いのですが、これは今まで見た中でグロさNo.1であった。
到着。入り口から暫くは至って普通のタイの寺院です。
地獄は…どこに…?
奥に、鉄のゲートと、うたた寝している大お姉さんがいた。
この地獄、10バーツ(約33円)払って中に入るシステムである。
有料の地獄初めて!
さて、お金取るからには、それなりのクオリティを提供してくれるのではと期待は高まる。そして…
これは…本当にグロい。結構刺激的。
では、以下地獄のジオラマ閲覧注意。↓↓グロいですよ〜
地獄の入り口
うわっ
うああああ
これは…!これは中々すごい…!
これ恐らく、夜はライトアップできるように、多くの獄卒の皆さんの目玉が電球になっている。飛び出てるみたいで異様。
真っ赤。真っ赤だここ。
どうやら、ジオラマを作成している人は若いアーティストらしく、グロいのもさることながら、結構風刺の効いた今時っぽいテイストもある。
こういうさ、スチームパンクなカッコイイバイクを刑に使うんですよ。
そしてライダーの頭は動物ですよ。シュルレリスム的でとても良い。
タイ語だから読めないけど、これもきっと何かの意味があるのでしょう。箱男。
これは地獄でなくても、現実世界で普通に行われていそう…
このタイ地獄お馴染みトゲトゲの木に登りつつ犬に喰われる刑は、動物をいじめると課せられる刑らしい。
お巡りさんアイツです!
こちらはお馴染みの釜茹で地獄なのだが、どうやら「ひったくり」をすると死後茹でられる様子。この地獄はこういう解説が親切である。
うん、もうこの位じゃ全然びっくりしなくなってきたよ、ごめん。
裁判所
結構な割合で、お金を入れるマシンが装備してあり、試しに電源が生きてそうな機械に10バーツを入れてみる。動くのかな…?!何が起こるのかな?!
…スピーカーから、閻魔様の笑い声っぽいものと、「ガシャーン…ゴーン…」という謎の物の音と、ノイズが60秒流れて終了。
えっ 終わり?なんなんだよぉ…!!
所々こういう妙にお茶目な骸骨があるもんだから、強制的に和まされる。
えええ ちょっとかわいいなあもう
こちらは新しい展開の地獄。「地獄教室」(勝手にイメージで命名)
「お前らちゃんと訊けよ〜テストに出るからな」
「先生〜〜秋山くんがこっそり早弁してますぅ〜」
「オラ秋山、オマエ何食ってんだ、後ろに吊るされてろや」
「うえええごめんなさい」
学級委員こわい
先生の服装が軍服っぽいのもこわい というか恐らく先生兼軍人
懐かしの映画「バトルロワイヤル」を彷彿とさせます。
藤原竜也氏は埼玉出身で、地元結構近いので応援しております。
少し離れた所には、恐らく堕胎系の地獄が。女の自分としては中々お腹が痛くなる。
その傍に謎の祠。中には…
ひいいいい 何やってんですか!!
こういうのって、グロいのより怖い。呪われそう…!見て大丈夫だったのかな…!!
作りかけのものも割と斬新に放置されているのですが、こういうのも超怖い。
人形島テイスト。うわぁ…
何作ろうとしてるのでしょうか。バンド組みそうだな。
これ多分タイの妖精「ピー」なんでしょうけども…本当にかわいくない。グログロ。前回のワット・ムアンのピーの方がまだ可愛げがあった気がしてきた。
でも一緒に記念撮影。
んふふふふ 大きいよ!!手が!
いやあかなり狭いのに中にこういうジオラマが所狭しと置かれていて、凝縮された空気感に圧倒されます。見るの大変でした。さすがです。
天国ゾーンもあるのですが、結構不気味である。地獄に完全に喰われてる。
こちらは「マカリーポン」という木
木の実が段々人の形に育ってきて、髪の毛でぶら下がるという伝説の神秘の木らしい。
おお…葉っぱ…
少年好きの方面の方々にとても評判良さそうな…
ちなみに少年の実が成るのが「マカリーポン」、少女の実が成るのが「ナリーポン」ですって
子供こんな所連れて来ちゃマズイと思うんですけど…あくまで「お寺の地獄は子供用」スタンスのタイ人。今回は子供見かけず。地獄ゾーン自体にあまり人がおらず、中国か韓国人の観光客3人位がウロウロしているだけだった。
都合上、チェンマイには1泊しかせず、この地獄を見た後すぐ私は移動してしまったが、チェンマイは象に乗れたり、素敵なお寺があったり、女の子が好きそうなお洒落カフェが沢山あります。ぜひのんびり滞在してください。地獄だけじゃないよ!
<行き方>
チェンマイ市内から13~14kmあるので、タクシーチャーターか、国際の二輪免許持ってる方は自分でバイクが楽。私は警察に捕まるのが面倒くさかったので、気合でママチャリで強行突破。往復で約3時間、炎天下チャリを漕ぎ続けた。私はアホなので往復ノンストップで走り抜けましたが、暑いのでちゃんと途中で水分補給と休憩をしてください。具合悪くなりますよ。
一生懸命チャリ漕いで見に行って良かった。満足。
道中にあったロブスター
※2017年現在、かなり規制が厳しくなって、バイクはただの車の国際免許だけじゃ警察に捕まるようになってしまっている。去年までは下手したらパスポートだけでバイク借りられたらしいんですけどね。
<おまけ>
東南アジアしか見ておりませんが、世界で、日本人は本当にとても愛されている。日本人というだけで、とても優しくしてもらえた経験が数え切れない。
チェンマイに夜到着してバスターミナルから宿へ移動する際、タクシーやロッットゥーが1人だと高くて困っていた。そこへ、とある運ちゃんがロットゥーに乗せてくれたのだが、何と1/3の値段で送ってくれた。「日本人のミナコという友人がいるんだ。だからこれでいいよ!」ありがとう、顔も知らないミナコ、貴方のお陰で私は安く宿にたどり着けましたよ。どうかこれからも、どこかで元気で頑張ってくださいミナコ。
今まで東南アジアを訪れた日本人達が、とても良い印象を与えてくれていることに感謝し、私も日本人の素敵なイメージを損なわないように、気をつけて行動したいと思います。