さて、5月3日、とうとうミャンマーを出国し、再びタイへ陸路で入国。
ミャンマーのミャワディという街から、タイのメーソートという街へ。橋があり、それぞれの橋の袂がイミグレーションになっております。
朝の日差しがまぶしい…
この細い川1本が国境なのです。向かって右がミャンマー、左がタイ。フシギだ。
ミャンマー側で結構待たされて書類をじっくり確認され、ようやく出国。タイの入国はとてもあっさりしていた。「Welcome to Thailand!」と言われる。おおおー1ヶ月ぶりのタイ。なんだか懐かしい。
そして私はよく調べもせず来てしまったものだから、大変面倒な遠回りをし、タイ北部をたらい回しにされながらタイの皆様に迷惑をかけ、どうにかこうにかその日の夜、タイの「チェンライ」という街に到着した。
翌日「ゴールデントライアングル」に向かう。
チェンライの中心にあるバスターミナルから1時間半位でしょうか。
<ゴールデントライアングルとは>
タイ・ミャンマー・ラオスの3カ国の国境が一望できる三角地帯。
おおおこれが!!すごいな!!
いやあコレは面白い。世界にはこんな場所もあるのですな。
因みに、ボート等で各国に移動し、決められた範囲ならば、入国スタンプを押されずにその国を日帰りで楽しめるらしい。詳細はいろいろ行かれた他の方のブログに載っております。ミャンマーはパスポート預けるとかだったかな。ラオスではカジノ遊び、ミャンマーはマーケット等が人気のようです。私はカジノは特に興味なかったのと、ミャンマーは昨日までいたから今更また行ってもなァ…ということで眺めるだけにした。
ちょいと泳げばすぐ密入国できちゃうよ!!
このゴールデントライアングルの所にある寺が、妙に珍寺だった。
「ルアゲオグットソンタム」(Rua Keokutsontham)
船みたいな形をしております。かっこいい。
行った方々、誰もクローズアップしてないが、結構変だと思うよここ。
お布施を入れるシステムが変。
この両側の部分にお金を入れるBOXらしきものがあり、入れると、階段から上に渡してある鉄の管の中を小銭がシャアアアアアーーと滑って行き…
大黒様のおヘソの穴にガシュッ…と入って行く。
…なんでこんな仕様にしたの?どういう意味なの?
でもちょっと楽しいよ…2回も小銭入れちゃったよ…こうして客単価を上げる気だな…
この大きな金ぴかのブッダが目印。
船の中は倉庫っぽいというか、事務所っぽかったので入れない。
ガネーシャ様もド派手。
縁起のいいものを組み合わせればいいと思っているのだろうけども、結構気持ち悪い。
絶対、皆1人位似てる知り合いがいるであろう人間ぽい顔の神様。
この象さんの皮膚がリアルすぎてすごいよ!!
目も中々に怖いよ!
ポット…?
ナーガもいますよ〜
イルカと人魚姫様。
ゴールデントライアングルに来たらぜひ見てください。
すごい存在感です。
そして、この地帯は元々アヘンの大生産地だったらしく。
その為、「アヘン博物館」なるものがあるという。
ほう…それはとても興味深い。
場所をロクに調べず来てしまった私は、周辺の人々に、「アヘンのミュージアムはどこに?」と聞きまくり、言われるがままここにやってきた。
「HALL OF OPIUM」
結構歩いた。暑い…この大通りのこのあたりを左に入ると警備員さんがいた。
おお…小綺麗である。入場料が200バーツ(700円くらい)。アレ?結構高いな。
そして
「写真撮影禁止」
えーーー…そうなの?仕方ない…
入り口を入ってすぐ、薄暗く青いライトに照らされた、レディオヘッド的なスピリチュアル的な音楽の流れる細い通路を延々と歩く。道が小さいライトでキラキラしている。
ポクポク歩きながら、青い中、不思議な彫刻を眺めつつ思う。これって…アヘンやったらこういう世界が見えるってことかい?何だか神秘的で宇宙の真理に触れられそうな雰囲気ですよ。アヘンに興味持っちゃう人とかいるかもよ、ヤバイんじゃないでしょうか?
通路を抜けると、明るい室内になっており、窓際にケシの花が咲き乱れている。スタッフの人に、「アレ本物?!本物?!」と聞いたら「造花です」と冷静に返された。…やっぱりな。
アヘンの生産地だったというビデオやアヘン戦争に至る経緯、ジオラマ、アヘン中毒になるとこうなるという恐ろしい展示が続く。
そして、後半の方は、かつてはアヘン吸引カフェ?みたいなものがあったようで、吸ってる人たちのジオラマ、使用するパイプ等の道具や、横になる際のマクラなどが展示されていた。
硬くて寝心地悪そうなんだが、次第にとてもいい気分になってきて気にならなくなるそうですよ…!
装飾がね…見事で綺麗なんですよコレ…パイプもマクラも…力入れすぎ。
暑くてちょっと疲れていたので、割とすぐ出てきてしまいました。
後で知ったのだが、私が行ったところもアヘンに関する博物館ではあったのだが、有名な所謂「アヘン博物館」はまた別にあるらしい。
おおおおおおおうショッック!!
おかしいと思ったんだよ…ネットでは入場料50バーツって書いてあったし…思ったより危険なイケナイ感じしないし…ちゃんと「地球の⚪️き方」とかやっぱ読まないとダメなんだよ…泣
世の中、「知らなきゃよかったこと」って多い。本当にそう思う。
ここで、ケシの花のマグネットとかよく考えたら微妙なお土産を購入し、帰路につきました。
チケット。キマってる人のジオラマの写真。
ドラッグはダメです。マジで。
<行き方>
[map addr=”Golden Triangle Park (Sob Ruak)”][/map]
チェンライの街中の中心部にある「第一バスターミナル」から。直接ゴールデントライアングルに行ってくれるバンに乗るルートと、バスで手前の「チェンセン」という街に行き、トゥクトゥクに乗り換えるルートがある。街には別に寄らなくていい、という方は、直接行った方が安いしラク。片道50バーツ。約1時間半。セブンイレブン付近で降ろされた。周りを見渡せば金ぴかブッダが超目立つので困らない。
帰りのバンは見つけるのがちょっと面倒。少し離れた場所に止まっていた。近くの人に聞きまくるも、「そんな車ないよ」と言われたので、あんまり知名度がないのかなんなのか。最後のバンは16時発とかなので、早めに時間確認してください。
<チェンライの宿>
バーン ブア ゲスト ハウス(Baan Bua Guest House)
879/2 Jetyod Road,. Muang, 57000 チェンライ, タイ
個室で600円くらい。室内にトイレとシャワーもあるので気楽!Wifiも問題無し。ロッジみたいになってるので、ドア開けたら外。緑豊かな庭があって、穏やかでとても個人的には気に入っていた。もっとのんびり滞在したかった。
オーナーらしいおばちゃんが英語ペラペラで優しくていろいろしてくれる。ちょっとメインストリートから離れているけども、静かに過ごしたい人にはいいと思います。
<おまけ>
チェンライナイトマーケット
地方なだけあって、バンコクやチェンマイ等の大都市・観光地のマーケットよりも少し安い。広くて楽しい。かわいい。旅行終盤で、物欲が爆発した私は、バックパックに入るかどうかとかもう考えず、パンツやストールなど欲しいものをめっちゃ買いまくってしまった。
メインのご飯食べる所はコンサートもやってるよ。楽しいよ。