今回は「タケタ クロコダイルファーム」の記事。
「ワニが近すぎるワニ園」という噂を聞きつけ、前から目をつけていた。
ほぼビルマ語オンリー。
全景図。そんなに広くはありません。
入場料1000チャット(100円弱)。
入り口から中々の中途半端なワニが。
一昔前感が良いな。なんだか和む。
さて、ここからワニゾーンですよ。
この看板…!!
怖っ…
おおー沢山ワニがいる。
ふと足元を見ると。
穴が空いたボロい木の板の隙間からワニの背中が。
木が腐ってベキッと折れると、そのままワニの池に落下します。
リアルにピーターパンが海賊船にウェンディ達を助けに行った時のシチュエーションと同じ。ここは、こういう大変スリリングな状況を楽しめます。自己責任で。
通路を歩いていると、遠くに…
アレ、多分雨とかで増水するとワニが外に出られるやつです。…ヤバイと思う。
ミャンマーの人々は、「ラーラーラーラーラー♫」とワニを呼ぶ。
ほう…
きた…!!
スイイイイィィィーーー…
「ラーラーラーラーラー🎶」
ポイッ(餌を投げる)
ザブアァァーーーー
ガバアァァーーー
おぎゃー
こわっ
こわあああっ
何匹いるんですか…!
「オマエ、写真ばっか撮ってないで、とりあえず餌投げろや」
あちこちで餌やりイベント発生。
子ワニ達を飼育しているらしいゾーン発見。
狭くて…ちょっとかわいそうだ…いっぱいある。
上半身裸のおっさんが、中国人観光客相手に、ワニを突っついて怒らせて生態を説明している。
東南アジア来て思うのだが、あったかい国って、生き物が沢山いるせいか、動物の扱いが雑である。慣れてない我々日本人はかわいそうに思えてしまうよ。
そこへ、少年が私に英語で営業をかけてきて、2000チャット(200円弱)で、子ワニを触らせてくれるという。
せっかくなのでお願いすると、少年は突然仕切りを飛び越えて中に。
えええええ!と思っていたら、男性の従業員?ぽい人も中に入り、濁った水の一角に手を突っ込む。と、そこにちっちゃーい子ワニが!!
よく見つけたな。プロだ。
そして少年はおもむろにその辺に落ちている草を拾い上げ、子ワニの口にぐるぐると巻きつける。噛みつかないようにする為である。
そんな…その辺の草で…!!
まずはお腹を撫でる。ツルッツルだ…
そして背中。予想通りです。硬い。
そして、抱きましたよ。
思ったより重たくて、そして首の辺りがびくびくしていた。
おお…当然だけど…生きてるんだなあ…と思った。ワニの皮はとても硬いけど、あったかいような、心臓の鼓動っぽいものが手に伝わってきた。
…なんか…可愛くなってきたわ…
でもこのサイズ以上に大きくなるから無理だわ…
日によっては、こういうワニとの芸を見せてくれるおじさん(園長?)がいて、スリリングなショーが観れるらしい。
「安全第一」みたいな看板を見かけましたけど、それならばこういうのまず何とかしてください。
まぁでも…個人的には、こういうの嫌いじゃないけどね。
今まで一度も事故が起きていないということが不思議で仕方ない。
<行き方>
ヤンゴン市内でなく、「タケタ」という人の苗字みたいな都市にある。バス等ないので、タクシーで20-30分くらい。周辺は「アルミ」とか「パワー」とかの会社や工場とかなので、帰りは全く足がない為、大通りまでちょっと歩いてタクシーを捕まえるのが良いかと思います。
<おまけ>
ミャンマーに初めてきた時、かなりびっくりしたことが。男性達の中に、人によって、時折口から赤いものを「ビシャッ」と吐き出している人がいた。えっ…何、吐血?喧嘩?アレ歯?とか一瞬にしていろいろ考えた。
よくよく見るとトマトが破裂したような色をしていたので、血ではない何か、という認識だったが、道中で噛みタバコと判明。普通に露店で売っている。所構わず沢山の人が赤いものをその辺に吐くので、気分はあまり良いもんではない。
売ってるおじさんに、これは何?と改めて聞いた時に、「噛んで1時間位するとすっごい良い気分になるんだよ〜」と頭クルクルするジェスチャーで言われた。ヤバイ臭いが半端ない。大丈夫かミャンマー。
試した知り合いは、「全然よくない…まずい…」と言っていた。
しかもこれ、葉っぱの上に白い何かの液体を塗って、その上に赤い何かを乗せている。周辺は心なしかシンナー臭いので、白い液体は密かにペンキじゃないかと思ってる。