バガンを出発し、夜行のミニバンで有名観光地、「インレー湖」のあるニャウンシュエへ夜行バスで移動。名前かわいいな。
ミャンマーってかわいい土地の名前多い。
大きかったり有名だったりする都市は「ヤンゴン」とか「バガン」とか濁点多くて強そうなのに、その拠点は「ニャンウー」「ニャウンシュエ」、他にも「モウラミャイン」「パァン」「ピイ」とか…動物の鳴き声っぽい。ぐっとくる。
このバガン〜インレー湖間の夜行バスは、真っ暗で明かりがロクにない中、イマイチ舗装がちゃんとされていない道を恐ろしいスピードでブッ飛ばすということで、事故率もそこそこ高いらしい。私は普通に朝7時頃ホテルへ辿り着けた。といいますか、あんまり情報を持っておらず知らなかった。結構危ないと後で知り、ああ、無事に着けてよかったなァと思っております。
街はレストランと商店と雑貨屋がメイン。スーパーが1つ。
ご飯を食べにレストランへ行ったら、日本人女性2人と出会う。
彩香さんと春香さん。
姉妹で長期旅行している。なんと羨ましい。兄弟がいない身として本当に羨ましい。仲いいんですねえ。2人はこの後ミャンマーを北上してマンダレーに行き、インドや中央アジアへ行かれるそうです。タイのソンクラーンあたりから始まって、約3ヶ月の旅行らしい。
ブログで紹介している、旅行で知り合った友人や旅人の皆さんは、82歳フランコを始め今の所全員男なので、これだけ見てると私はクソビッチみたくなってますが、全くもってそんなことはありません。そんな容姿だったらもっと違う人生歩んでます。
まあ日本人宿にあんまり行ってない私も悪いんですけども。ホーチミンで行った日本人宿には、女性専用ドミトリーなのに私しか滞在者がおらず、宿泊客全員男性。ただのだだっ広いシングルルームと化していた。
女の旅友達欲しかったんだよおおぉう
宿のスタッフさんに「カックー遺跡ツアー」をお願いし、3人でタクシーをシェアして遺跡に向かう。
この遺跡は、ミャンマーの少数民族間?政権?の対立の戦闘で、2,000年まで外国人が立ち入ることができなかった(詳細は英語でイマイチよくわからんかった)。戦闘が終わるまでこの遺跡の存在を知らなかったミャンマー人も多い。現在、決められた場所でパオ族のガイドを雇わないと入ることはできない。
タウンジーという場所でこの辺り。ニャウンシュエから1時間位かな。
「コントーンソンさん」という大学生位の男の子のガイドが来てくれた。
(名前が長くて若干面倒だがどこで切っていいのか不明)
到着!!
おおお!すごいーすごいーと3人で騒ぐ。
修復工事してるっぽい緑のビニールが邪魔だ。
割とコンパクトな敷地内に、みっしりと仏塔が建っているので、インパクト大。日差しが強いので、入り口で無料の麦わら帽子を借りられる。
女の子の麦わら帽子ってかわいいよね。
こちら、後で調べて知ったのだが、12世紀の王が周辺に住む「パオ族」と「シャン族」の各家庭から1つずつ、仏塔を寄進するようにお触れを出した為に、文化や財力によって様々な形・デザインのものが集められた為、このような遺跡になったらしい。約2400もあるそうですよ〜
シンプルめのあっさりしたデザインはビルマ式、細かい装飾があるのがヒンドゥー式等、いろいろ形が少しずつ違う。
上に乗っているシャラシャラと音がする飾りの形にも違いがある。
風が吹くといい音。
左は少数民族型、右はビルマ型。
台風等で結構先がへし折れているのが多い…
ベコッ
ブッダの足を揉むお弟子さん。
初めて見たよ。マッサージ受けてるブッダ。
こちらはブッダが亡くなるシーン。なんか不思議だ。キリストの時みたい。若しくは大往生で畳の上で家族に見守られるおじいちゃん。
皆悲しそうだ
一番奥にはこの遺跡の起源である「アショーカ王」が紀元前3世紀頃建てたという伝説の白い仏塔が。
アショーカ王って…昔よく授業で聞いた気もするけどドナタでしたっけ…
綺麗ではある。白い。
こちらは、馬の尻尾を撫でると結婚のチャンスがやってくるという馬。
撫でる春香さん。
私はすべすべと3回撫でたら「3回もこれから結婚してどうするんですか」とコントーンソンさんに言われる。えっ そういう意味になってしまう?
鐘を突く彩香さん。
ポーン
いやあ楽しいなぁ!
こんなすごい遺跡が争いで入れなくなっていたとは…
因みに、コントーンソンさんは「パオ族」である。
左手前。パオ族の男性特有のターバンのような布をぐるっと頭に巻く。
パオ族は龍の子孫という伝説があるらしく、女性は龍をイメージして大きな布をこんな風に巻く。民族衣装もウロコをイメージして重ね着。いいねえ
私は詳しくないのでミャンマーの民族間の争いやら内紛は詳細は知らないけども、いろいろあるようである。
菩提樹の葉
インレー湖来たらぜひこちらも行ってください〜
<行き方>
恐らくどこのホテルや宿でも遺跡ツアーの申し込みができる。インレー湖周辺から、片道約2時間半くらいの長旅。車の形にもよると思うのだが、ドライバーは当然のこと、ガイドを雇って乗せないといけないので、私たちは5人乗りの車にMAXで3人乗って、一台45,000チャット、ガイド代&入場料8ドルで、大体1人2,000円かからず行けた。人数集めが大事!
<おまけ>
余談ですが、モロッコの都市の名前はRPGっぽくてかっこいい。
カサブランカ、マラケシュ、ラバト、アガディール、ワルザザード、エッサウィラ、アルフード、フェズ、トドラ、メクネス…
そして去年訪れた東チベットの街の名前もかっこいい。
「康定(カンディン)」「色達(セルタ)」「甘孔(ガンゼ)」※変換が出ない「理塘(リタン)」
イカス。
世界の都市の名前は音も楽しい。