4月1日に、とうとうバンコクを出て、カンボジアの「シェムリアップ」に移動。
アンコール遺跡群が大変有名な街。
タイに比べて客引きがエネルギッシュな気がするカンボジア。
観光地っていうのもあるのだろうが、ドル表記ばっかり。何でもドルで買えるのですね、カンボジア。
到着した翌日、宿の人に、ギアがブッ壊れてる自転車を借りて(1日3ドル)、アンコールワットやアンコールトムを見に行くことに。
これが失敗だった…
全然着かねえ…
地図を広げて人に聞くと、大分まだ手前を差される。
普段からの運動不足が祟り、行く前から足がガクガクし始める。歩くの好きだし、以前は立ち仕事していたので、多少大丈夫だろと思っていたがダメである。20代までの体力や筋肉に自信のある人しかできないわコレ。
チケット売り場が遺跡と全然違う所にあると判明し、そこから往復で10kmプラスで走る。
もうあまりの暑さと足の痛さと震えで、正直もう遺跡とかマジでどうでもよくなってきていた。
ようやく…アンコールトムに着いた…
客引きのお姉さんが、明日トゥクトゥクでアンコール遺跡一周するツアー参加して!と声をかけてくるも、暑さと疲れで半ギレ状態の私を見てサッと下がる。
遺跡自体は凄かった。
ここバイヨンは宇宙の中心らしい。
宇宙の中心にふさわしき微笑み
その後は、さらにまた5km以上走り、ガジュマルが絡み付いて有名な、「タ・プローム」を見た。トゥームレイダーのロケ地。
こことても良い。趣がある。
根が寺を破壊し、根が寺の崩壊を防いでいる。
そしてさらに10km走り、アンコールワットに到着。
もう夕方で閉まってた。
まあもうロクに歩けないのでいいです。
ここからもうあまり覚えてないけど、果てしなくひたすらまた宿のあるシェムリアップ中心部に向かってチャリをこぐ。
計算したらこの日50km近くママチャリで走っていた。
その後2日間は懲りて、サロンパスを足に貼ったまま、お金を出してツアーに参加したり、トゥクトゥクをチャーターしたりして、遺跡ばっかり見ておりました。
遺跡の詳しい解説は本や公式サイト、他の人のブログ等見てください。
《ベンメリア》
ガジュマルの木とアメリカ軍に破壊されて廃墟と化している。
図書館
雰囲気が素敵。
英語ガイドの「サガナ」が一緒に来てくれた。24歳。少し前は仕事2つしながら学校も通っていたらしい勤勉青年。あんまり遺跡の解説はせず、彼の身の上話がメインであった。私が結婚していないと知ると、速攻で「ホワイ?!」と聞いてきた。デリカシーってもんがないのか君は。
定番ですが
《夜明けのアンコールワット》
朝5時とかなのに、物売りの人達も稼ぎ時なので全力。
きれいでしたよ。
《バンテアイスレイ》
東洋のモナリザ
《東メボン》
《タソム》
ヒナがピヨピヨ言いながら歩いていてかわいかった
《ニャック・ポアン》
ここすごく良かった。寺は小さくて周りから見るだけだけど参道が綺麗。
行った方がいいですよ。
《プリアカン》
もう後半は暑いしわけわかんなくなって、違いも何もわからなかった。
観光客の皆さん、遺跡を撮影のセットにして恥ずかしげもなく様々なポーズやキメ顔で写真撮っている。カップルは、彼女が遺跡をバックにかわいい仕草をして、彼氏が必死にいろんな角度から撮影している。
シェムリアップは、昼間は遺跡観光、夜はパブストリートやナイトマーケット等賑やかで屋台もあって楽しいけど、1人だと寂しいです。
この街は、金と体力と友達がないと楽しめない街です。
ご用意ください。
<おまけ>
観光地、シェムリアップのトゥクトゥク業界の激戦ぶりを思い知らされた。
道を歩けば2秒に1回は声をかけられ、今日はもう出かけないよと答えると、明日は?!ねえ明日は?!と聞いてくる。
私がお世話になった運ちゃんは、フェイスブックページを持っており、トゥクトゥク本体にURLと電話番号を記載していた。「次来た時はここに連絡してね。友達も連れて来てね。よろしくね。」と凄かった。個人事業主なんだな。営業努力がすごいな。でも申し訳ないけど、そんなに何度も人生でアンコールワット見に来ないよ。