本日は、ベトナム三大奇教の2つ目、カオダイ教の総本山へ。
ホーチミンから車で2時間半位のタイニンという街にあり、そこの住民の約80%がこのカオダイ教の信者。
<カオダイ教とは?>
・五教であるキリスト教、イスラム教、仏教、儒教、道教を融合させてできたベトナムの新興宗教。
・シンボルはトップ写真の「目」
・1919年にゴ・ミン・チェウという人が創った
・信者数は約100万〜300万人!
・聖職者の階級制度を使用
・聖人は、キリスト、釈迦、菩薩、ムハンマド、李白、老子、ソクラテス等々
めっちゃ聖人いるな。ジャンルの壁を軽々と超えてる。
・御本尊は「天眼」と呼ばれるカオダイの神の目。総本山の祭壇に青い目玉がある。「宇宙の原理」「宇宙の至上神」の意。
・人類救済の為、一回目は釈迦に、二回目はキリスト&老子に姿を変えて現世に現れ、現在進行形で今は3回目。東西の宗教の統合を行っている。
・一般信者は白いアオザイを着ており、日に4回の集団礼拝を行っている
(参考:Wikipedia)
…そうなんだ…
世界を救っているのか…この目は。
ココナッツ教よりは、教義が明確でシステム化されているようだ。
まあほらアレは…教えなんてあってないようなものだから…ただのココナッツ大好きな人たちという説もあるし…
12時からのセレモニーは一般公開され、観光客が見られるようになっている。自力で行けるには行けるが、時間が読めないので、ツアーが一番いいとのことで申し込み。クチトンネル観光とセット。7ドル。
いやあ楽しみ!!
さて、片道はるばる2時間半、セレモニー開始ギリギリに到着。
総本山なだけあってかなり大きい建物。
おお…
柔らかい色彩でフローラルな雰囲気である。
窓。
目力がすごいな
フリー⚪️イソンやイルミ⚪️ティと違う所は眉毛があるという点である。太い。
観光客を誘導する係りの信者の方がいらっしゃるので、指示に従って入場。
結構ちゃんと見える場所に座らせてもらう。
不可思議な旋律の音楽が響き渡る。
熱心に祈る信者の方々。
派手な寺の中に荘厳な空気が流れております。
奥には…
ズオオォォォ
おお…宇宙の至上神。
なんか怖いなオイ。
2階にも上がれる。
音楽はここで生演奏していた。
男性たちが楽器を操り、女性たちが歌を歌う。
上からだとまた違って迫力ある。
この…手作り感満載のヘッ⚪️ギアみたいなものは一体なんなのか。何か受信できるんかな。
手前のお兄さんのハチマキは気合を感じるのでとても良い。
奥に凄まじく退屈そうにしていた少年2人がいたので、そっとジェスチャーで、写真撮ってもいい?とやったら、小付き合い、ちゃんと祈ろうぜ、みたいな感じになり、真面目にやってるのを撮らされた。
こんなんじゃなかったよ本当は。
すごいなああああとじっと見ていたら、バスで隣に座っていた女性が肩を叩き、「もう行かなきゃいけないって…」と。
でええええええええ
だってまだセレモニー途中じゃん!皆祈ってるじゃん!終わったら会場を好きに写真撮っていいって言ってたから楽しみにしてたのに!!あの目の傍に行きたいのに…!!!
いわゆる聖職者の方々らしき人。
今日はカオダイ教見るためだけに参加したのに、こんな不完全燃焼って…
女性と、最後まで見たっていいじゃんねえとブツブツ言いながらバスに戻った。
ツアーはこういうのがね…困りますね…
これが嫌!という方は、めちゃくちゃ早起きしてバスに乗って自力で行けば、こういうことはないと思います。もしくはタイニンで前泊してください。
タイニンはこの辺り。
[map addr=”タイニン”][/map]
<おまけ>
ちなみに、ベトナム三大奇教の残り1つは「ホアハオ教」である。
こちらは…全然情報がない…なんでだ…どこに行けばよいのか…
信者数はカオダイと同じくらい100万〜300万と結構いるはずなのに。
今回は諦めました…
がんばって布教してもっと大きい有名な施設とか作ってください。ホアハオの方々。