香港にある、「慈雲閣」というお寺が、妙に珍寺だという話を聞いたので、どんな感じか見てきた。
香港の皆さんにとっては大切な由緒あるお寺なんだそう。
入り口から結構すごいな。
この方々は、アジア人なのだろうか…?
しょっぱなからエキゾチックモード
この日、激しい雨が降ったり止んだりで、なかなか上手く写真が撮れず、いつにも増して全体的に微妙な画像ばかりです。ご容赦ください。
入り口の階段を上がると、こういう通路に出て、ガラスでびっちりガードされた神様大集合を見ることができる。
おお〜
…閻魔様っぽい?
えっ…?
アレですね、いろいろな神様がいるんですね
更に上へ進むと大きく開けており、
大き目の盆栽的なものが。ビルばかりのコンクリートジャングルに、少しでも緑を、という意識が伺える。
あ、サル。
お墓発見。
多分…係の人に別に怒られないし止められなかったから撮って大丈夫だと思う
中にはこういう戒名(香港もコレで良いのか?)が書かれた位牌みたいなものがビッシリ。土地の少ない香港ならではのお墓。場所しっかり覚えないとお参りできないわ…
別の部屋。コレすごいな…!図書館みたいになってる…!
こちらの位牌(?でいいのか?)は、故人の写真(証明写真くらいの大きさ)を真ん中に貼ってあるので、どんな顔の人のお墓なのかわかる。若い人の写真を見ると、全然知らない人なのに、「若くして残念でしたね…」という気になる。
もう少し上がると、火葬する場所もある。コレ多分そうだよな…
日本だとこういうのって他からは見えないように、キッチリいろいろ葬儀場でやってくれるけど、結構外国ってオープンだなと。タイの寺院でもあちこちで見かけた。
このお寺でもこのようなものを3箇所くらい見かけたのだが、
※ここはただの焼却炉の可能性もある
……!!!
この、ピンクの人々は…?1人倒れてるし…
アレかな…棺に一緒に入れて、冥土まで迷わないように連れてってくれるとか、守ってくれるとか?兵馬俑的な?
なんという表情
多分天国をイメージして祀っている所
こちらは地獄かな
牛頭さん馬頭さんがいるので
あれこれ見ていくと、突然こんなものが現れる。
なんじゃ?
急に西欧テイスト
かと思いきやここから地獄。
土地の少ない香港ならではの急ピッチさなのかしら。
いやあ地獄見るのなんだか久々だな〜
すみません、ここもガラスがビシャッと反射して、全然綺麗に写らない。
まあ、こう言っちゃなんだが、小さい地獄がちょびっとあるだけなので、そんなに本腰入れて観るレベルではなかった。
体切られてるのがうっすらわかる程度
敷地内には、天然の石を動物に例えて「⚪️⚪️石」の様に名前を付けてあちこちに飾っている。綺麗。
多分左から、鳥、ウサギ、ラクダ、豹…だったかな?
龍もいて楽しい!
慈雲山という山肌に沿って造られているので、急な階段を登ったり、迷路のようにクネクネといろいろな道に入り込んでいくと、見るのに1〜2時間くらいかかるお寺。
確かに珍寺感もあったけれども、結構真面目なお寺だなという感じであった。そして、日本の多くのお寺も、あんなにストイックにならないで、地獄作ったり神様いろんなの作りまくったりしたら、子供もお寺行った時に楽しくていいのにな〜と思った。私の実家のお墓関係は大変質素な寺だった為、幼い頃のお墓参りの楽しみ?が池の鯉だけだったのでね。
<行き方>
①メトロで「黄大仙」駅まで行く。
②駅のA番出口を出て、横から裏側へ周るように続く屋根のある道を進むと、裏手あたりにバス停がある
③「黄大仙」⇄「慈雲山」と書かれたバスがあり、寺近くを通ると思われるので、乗ったら運ちゃんに「慈雲閣」と書いた紙を見せれば、行ってくれると思う…15分位、3.8香港ドル。
※慈雲山は目指すお寺のその先の山の頂上かと。
これで私は辿り着けた。かなり急な山道を上がるので徒歩はキツイ。
帰りは下りなので20分くらい歩いて駅に着いた。
<おまけ>
バックパッカー界隈でとても有名な、「重慶大厦」(チョンキンマンション)。
中はもう悪の巣窟だとか、両替のレートは手前がボッタクリで奥の店の方はいいとか、カレーがすごく安くて美味しいとか、様々な話をあっちこっちで聞く。
せっかく香港にいるのだし…ということで、宿泊はしないけど、入ってみることにした。あわよくばご飯でも食べようと。
マンション前から、もう異国情緒が溢れ出す。インド系、バングラディシュ系、パキスタン系かと思われる皆さんが凄まじい勢いで客引きをしている。しかも、中国の女の子たちとかも普通に沢山出入りしてるのに、私を日本人だと瞬時に見抜き、声をかけてくる。プロである。いや、ごめんなさい、ちょっとご飯でも食べに…というか、ぶっちゃけ冷やかしにきただけなんです…と思いつつ、客引きをスルーして中へ。
私が行ったのは平日の夕方頃で、中はそんなに混雑はしておらず。ただ、何も買わず両替もしないのにバッシャバッシャ写真を撮るのは憚られたので、中ではほとんど撮らず、グルグル歩き回るのみ。
エレベーター前。ここに表示されている「DRAGON INN」は、「深夜特急」のロケが行われた所らしい。ほおおおおう
中は、両替屋、電子機器屋、カレー系の飲食店がびっちり大量に所狭しと並んでいる。値段をチェックすると…正直、別に特別安くはない。お店情報って、あっという間に古くなるし、入れ替わりとかも激しいだろうからな…そして、何より香港まで来てわざわざこの値段出してカレー食べてもねえ…あ、ビラニ(焼き飯)はちょっと迷った。美味しそうだった。
マンション周辺を歩いてみたが、やはりごっちゃごちゃでまああんまり環境が良いとは言えん。この排水管とかパイプの感じは好き。
私が鈍いのか、危機感がないのか、はたまたラッキーすぎるのか、全く危ない感じはなく、普通であった。昔からの旅人のロマンが詰まったこのマンションも変化した。時代は変わったのでしょうな。