【台中】彩虹眷村 ファンキーな色彩おじいさん

台北で金剛宮を堪能した翌日、台中市にも足を伸ばして、「彩虹眷村」に行ってみた。93歳のおじいさん黄永阜氏が、87歳の時から、「暇だったから」という中々に凄まじい理由で村中に描きまくっている、ポップなアートが素敵な村である。

まあ当然なんだけどね、一番最初、近所の人も、よく自分ちの家の壁に絵を描くのOK出したよね。大らかなのかしらね。

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眷村とは>

1949年、中国大陸にて、内戦で中国共産党に敗北した中国国民党は台湾に逃れる。眷村(けんそん)は、その際に移住した人々の住宅問題を解決するために設置された移民村。台湾の各地に造られ、官僚・軍人・公務員など職業や特性で分けられていた。

(参考:Wikipedia)

 

台北から、新幹線で台中に移動するよ

台湾の新幹線てこんな感じなのか

大体所要1時間。

台中駅からバスに乗るのだが、沢山バスがあってわからん。とあるバスのおっちゃんが「虹の村に行きたいのか?」と声をかけてくれ、降りる時も「ここで降りて、この道真っ直ぐ行きな」と教えてくれた。

だたっぴろい道路に降ろされる。バス停とかないやんけ。

本当にここで合っているのか…?とてくてく歩いて行くと

おお…!何か雰囲気がそれっぽくなってきた!

カラフルで可愛らしい公園

※行った時は2014年でした

…これは…!すごい…!!

圧倒的な色彩の洪水で、テンションが爆上がりする。

うおおおおお

通路や壁にも丁寧に細かい絵が沢山描かれている

現地の若者が結構いる。

イケイケなアイドルっぽい男の子たちが、ビッグスクーターとかでブオォォンと乗り付けている。

おっ 奥に人だかりが

…!!ご本人登場!!!

握手をし、「私、あなたの絵を見に日本から来たの」と、昨日金剛宮をめっちゃ楽しんだことは棚に上げてどのツラ下げて…でも言う。

いや、まあ嘘じゃないからね。今回の台湾旅は金剛宮と虹村が目当てだからね。4日間しか休みないし、台北の有名なお寺とか故宮博物院とかすっ飛ばして、わざわざ新幹線で台中まで来たからね。

うふふふふ

一緒に写真を撮った時、「ありがとう」と日本語でボソッと呟かれる。名刺を違うバージョンで3枚もくれた。ご本人にお会い出来ないこともあるらしいので、大変ラッキーである。

この村の絵でせっかくなので商売しようと、Tシャツなど様々なグッズが売られている。黄氏の孫?スタッフ?かわからんが、メガネをかけた英語ペラペラな女の子が、敏腕マネージャーの如く、いろいろとガンガン勧めてくる。勧められるがままに、あれやこれやと結局ノートとかポストカードとか買ってしまう。

ずるいぜ。

虹の村名物、「カラフルアイアンマン」

入口でギターを弾き語りしているのだが、この日は灼熱の太陽の為、彼もバテ気味であった。

薄汚れて怖い人形たち

やはり時代と共に老朽化した村は、都市開発の為取り壊しの話が出たらしい。しかし、絵に感動した人々がネットで「彩虹眷村」を守ろう!と呼びかけるなど、反対運動が起こり、とうとう2010年、台中市長は文化公園として保存すると約束、開発は中止に。

おおーよかったねぇ

しかし、すぐ近くに近代的なビルが建ち、この村だけ浮いているのも確かである。

この村の家々には実際に普通に人が住んでいるのである。

住人の皆さんが不便じゃなければいいんだけどねぇ

迷惑にならないように昼間に行き、マナーを守ってギャーギャー騒いだりしないように。

87歳になってから描き始めた絵がこんなことになるなんて、黄氏も想像していなかったことでしょう。人生いくつになっても、何が起こるかわからんもんだと思いました。

これからも素敵な絵を描いてください〜

 

<行き方>

台中駅に行く

27路バス「嶺東科技大学」行きに乗る。「干城六村」付近下車。

運ちゃんに「虹村」と書いたメモを見せても通じると思う。バス乗車中は、運ちゃんの近くに座ると、覚えて貰えて、降ろしてもらいやすいと思います。

※行きで「干城六村」バス停で降ろして貰えたらいいけど、そうじゃない場合は場所わからないかと。台湾の「かぎ大」=「嶺東科技大学」が見えるので、その近くにありますよ。

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