【ブダペスト】岩窟病院(Hospital in the Rock) 地下迷宮で恐怖のあまりちびる

飛行機でプラハ→ハンガリーのブダペストへ移動。空港のATMでフォリントを0を1つ間違えておろしてしまう。おろしすぎ。1日しかいないのに。やっちまった。
欧州は本当にクレジットカードがどこでも使えるので、わざわざ高い手数料払って現金両替しなくても全く問題ない。少しATMで下ろす位でいいです。

※後日、やはり超フォリントが余り、せめてユーロに変えたかったが両替するタイミングが全くなく、日本帰国後にフォリント→日本円に両替できる銀行をようやく見つけた。手数料超取られて大損した。

さて、ハンガリーは1日しか時間を取っていないので猛ダッシュ。
ここへは岩窟病院、石の洞窟の教会、地下迷宮を目当てにやってきた。
改めて考えたら洞穴とか地下道とかばっかりだった。

スポンサーリンク

プラハから来た為か、ザ・ヨーロッパ!感は薄れた印象。街並みは綺麗ですけどもね。

リバティブリッジ

<岩窟病院> Hospital In The Rock

革命時や第二次世界大戦時中、軍事病院として使用していた洞窟。今現在は博物館となっております。大きく入り組んでおり、最大1000人が収容されていたらしい。
「Wax Musium」とも書かれており、蝋人形達が凄いという記事を読んで、興味本位でやってきたのだが…

岩窟病院の入り口

ツアーでしか入れないので、受付で予約を入れ、その時間に集合する。私は14:30の回に参加。1時間に1回くらいやってるのでそんなに待たずに入れる。約1時間のツアー。
英語ガイドしかないので、多少頑張らねばなりません。
以前は写真OKだったが、今は残念ながらNGであった。

こちらのポストカードを購入

岩窟病院の中は本当にこんな感じで、掘られた深い洞窟の中に、部屋がいくつもある。病室を始め、レントゲン室、初期対応の治療室など、大変複雑に入り組んだ内部。当時使用されていた薬瓶や医療器具も展示されている。

唐突にトイレがあったり、顔を顰めた兵士の蝋人形があってビビる。
病室には沢山の横たわる人々。怪我人が痛そう…
作りが微妙に雑なんだよ…そこが怖いんよ…

しかしながら、色々と見て行く内に心が痛んでくる。
切迫してるな…戦争中出し、次々と怪我した人たちが運ばれてくるんだもんな…
そして洞窟の中のため、湿気や気温が物凄いらしい。
こんな中で必死で働くお医者さん、看護師さん、ボランティアの人々は本当にすごいよ…偉大だよ…蝋人形怖いけど…
B級感をちょっと期待していたのにすごく真面目な施設じゃないか…

そして後半、唐突に広島・長崎の原爆関連の資料、解説コーナーが始まった。なぜに?

折り鶴の話で有名な女性の鶴、原爆で生き残った人が書いた絵、現場から見つかった焼け焦げた道具や服など沢山。
…なぜ私はハンガリーで、広島の原爆でひしゃげたガラス瓶を見ているのだろうか…?
日本で見ろよ…と思いつつ、じっと見入ってしまう。
※すごく昔、印象派を観に仏オルセー美術館に行ったら、ゴッホがごっそりなくて、説明読んだら目黒の美術館に貸し出し中であった。こういう謎の現象たまにある。

真面目に解説を聞いて色々見ている欧米人の皆さん。アレかな、東西冷戦がすごく身近にあったハンガリーだからこういう展示をしているのだろうか?
後で知ったのだが、第三次世界大戦に備えて核シェルターとしても準備していたらしく、そういう意味で原爆の展示をしているらしいです。

お土産物屋にはガスマスクなどよくわからんものも売っていたが、とても良かったです。

<地下迷宮>
どうやらかなり昔からある自然にできた地下洞窟らしい。

入り口
広っ どうやら公開されているのは一部らしいが、それでも1kmくらいあるそうな
おおおお…!!
ドラキュラ伝説もあるの?!

それではスタート。
ちなみにiPhoneのカメラで適当に撮っているので、全然画質は良くないし暗いです。

不穏な肖像画・・・

始めの方は、通路が明るく、しっかりとした照明もあった。
そしてオペラが洞窟内に響き、唐突に現れる蝋人形の宴。

おふおおお
何なん・・・
秘密の仮面舞踏会感

中々のB級感があって楽しくてほくそ笑んでいました。
が…

次第に道が暗くなる。
携帯のライトでも湿気がすごくて反射してしまい、あんまり先が見えない…足元怖い…

ゆったりとしたオペラがマジで怖い。
空気もひんやりしてるし、人もいない。どうしよう。
怖い…!!

ギャフン

ルートの説明はあるらしいのだが、私は全然見つけられず、順路が全くわからなくなり、軽くパニックに陥る。たま〜に人が通りかかり、彼らにこっそりついていこうと試みるも、なぜか見失う。なんで?もしかして現世の人ではないの?

唐突にあってマジで軽く「ヒッ」って言った謎の白蛇の彫刻。

そこへ、4人家族がやって来た。お嬢ちゃんは暗いのが怖くて泣きそうな中お母さんにひっつき、お父さんと息子はズンズン前へ進み冒険している。すごい…彼らについていこう…今度こそ…
最後の方に、「世界の洞窟シリーズ」の展示があった。

父:「The various caves around the world!!」( ´ ▽ ` )
息子:「Yeahhhh!」・:*+.\(( °ω° ))/.:+
私:(アラウンドザワールドじゃないよ…それどころじゃないよ…もう…泣)

ちなみに、日本の「秋芳洞」が紹介されていて嬉しかったです。

すっごく長く感じた…なんだろう、せっかく遥々日本から来たんだから!という気持ちはあるものの、楽しもうという気持ち以上に、「早く出たい」が勝ってしまった。
こんなの初めてだ。トシか。

こんなパンフレットもらえます。

<アクセス>
Hospital In The Rockも、地下迷宮も有名観光地、ブダ城の裏手通りにある。とっても近い。セットで行くのをお勧めします。

ああ…美しい…安心する…
あったかいし…
ドナウ川が綺麗だよ…

ブダ城周辺は散歩にいい。暑いけど湿気がなくて快適。

緑豊かよ
いいところだわよ
ブダ城周辺

<石の洞窟の教会>

入場料600フォリント。英語のオーディオガイドあり。
小さいのであっという間に見られる。
大変質素な教会だが、アツイ信仰心を感じられる。

岩窟寺院入り口

中は、「これは…!すごいね、よく作ったねえこんな所を…」と思ってしまうくらいちゃんと教会。

ステンドグラスもある!
熱心に祈る人
定期的にミサも行われます

<アクセス>
リバティブリッジの目の前の岩山にあります!

<おまけ>
他にも、博物館に行きました。

<恐怖の館>
名前のインパクトがすごいが、お化け屋敷系ではなく、こちらはナチス時代のドイツに侵略され、その後スターリンに支配された時のブタペストの資料館。宿から歩いて5分であった。

ちょっとモダンでオシャレで画期的な展示。チケット代3000フォリントは高いけどな。
中すごいんですよ。入っていきなり吹き抜けで、戦車と当時の支配に抵抗して殺された人々の写真がブワアっと…各フロアでは、当時の映像、穴の開いたハンガリー国旗、破れた制服、生き延びた人々のインタビュー。黒電話があちこちにあり、番号をダイヤルすると演説が聞こえる。ナチスが、スターリンがどれだけハンガリーの人々を苦しめてきたか、当時の辛さと悔しさが物凄く滲み出ている博物館であった。

ただ…大変申し訳ないことに、私は今回殆ど当時の歴史とハンガリー革命の勉強をしてこなかった…英語の解説が沢山あって詳しく書かれているのに…辞書持ってこなかったし、イマイチ消化不良で出た。

ブダペストには、他にも「1956」という著名な博物館もある。国会議事堂の目の前。
次はちゃんと勉強して来ます。

銃弾が撃ち込まれた鉄板をそのまま使用している入り口
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です