【バンコク】タンマガーイ寺院 話題の宗教総本山へ行ってみた

私は無宗教と言いますか、基本的に神仏を心から信奉しているわけではない。
タイは仏教国で信心深い人が大変多い国だが、そんな中、「瞑想」を機軸とした宗教がある。
新興宗教に入るのかな?仏教の分派扱いなのかな?

「タンマガーイ寺院」
バンコク郊外にあってアクセスしやすく、見学も可能らしい。
すごいインパクト。

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<タンマガーイ寺院とは>
公式の日本語HPによると、1916年に出家、1918年にパークナーム寺院の住職となったプラ・モンコンテープムニー氏が考えた「タンマガーイ瞑想法」が大人気となって人が増えまくり、パークナーム寺院だと対応できなくなったので1970年にルァンポー氏とクンヤーイ氏が設立した寺院とのこと。

…ちなみにこちらの宗教、2015年に収賄疑惑があったらしいのだが、25億円位だかの寄付金を返還したというニュースや、2016年に僧侶がマネーロンダリング&盗品授受疑惑が持ち上がったものの、寺院内で大勢の信者に阻止されて逮捕できなかったニュースで話題沸騰だったそう。
まじか。正直きな臭い。ネットの記事を見ると、タイの人々からも「あぁ…あそこねぇ…(引いてる)」くらいのニュアンスで語られてるらしく、「これは行くしかないわ」と思った訳です。

あっつい中ヒィヒィ言いながら到着。

強烈な太陽の下、ジリジリと焼かれながら、1人で陽炎の向こう側の巨大な建物(メモリアルホールだった)を眺める。正直なところの第一印象は、

金が、うなっておる。

だった。
ど素人(?)の私でもわかる。こんなのお金ないとできないぜ。

謎のモニュメント。水が吹き出している。

妙な興奮を持て余しつつ、どこかで話を聞きたい、可能であればガイドさんに案内してもらいたい、お金は払う、と思いながら周辺をウロウロすると、レセプションらしきものがあったので入ると、メガネをかけた落ち着いた雰囲気の笑顔の女性が出てきて英語で応対してくれた。

まずは受付を行い、パンフレットをいただきつつ、書籍でこの宗教の説明やイベントを紹介される。写真がすごい。
ここの敷地は東京ドーム70個分もあるらしい。広い…広いよ…!
東京ドームの大きさよくわかってないけど…!

なんと飛び込みなのに無料で敷地内を案内してくれることになり、とある大きい建物に案内される。入り口でPCに、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどの入力を行う。
ほっほ…これ…何に使うん…?

施設を回るに当たって白装束に着替える必要があるので、簡易フィッティングルーム的な所で服を脱ぐ。見知らぬ所で服を脱ぐって漠然と不安になるよね。

次に視聴覚室みたいな大きめの部屋に通され、1人で中央の椅子に座ると暗くなり、この宗教の紹介ビデオが始まった。英語。CGのアニメーションで、白装束を着たキャラクターが現れ、宗教、施設の紹介、教義を説明し、瞑想タイム。15分位だったかな…?

隠し撮りを試みて失敗

終わった後お姉さんからアンケート用紙を渡され、英語でビデオを観た感想を求められた。

えっまじで?こっそりビデオを撮ろうとしてスマホの画面を膝の上でいじるのに必死だったんだが。
「デ…ディープメディテイションできてめっちゃリラックスした。フィールグッドだった」
など適当に書いて提出する。

上下の映り込みが計算された不思議な球体

ゴルフのコース回る時に乗る電動カートみたいなやつに乗る。ゴルフやったことない。
施設の中はとてもじゃないけど歩いてまわるのは無理な程広いので…
3人が私を案内してくれる。レセプションで応対してくれた女性がガイドをしてくれる為に乗り、1人は運転、もう1人は13歳の男の子で、皆さんボランティアである。男の子に「えらいねえ」と言うと嬉しそうにハニかむ。(=´∀`)可愛いな。
他にも見学のチームがいるみたいで、別の車に乗っている。少し話すとニュージーランド人とフィリピン人であった。タイ以外の国の信者も多いらしい。

所々にある派手なピラミッド。
なんか使徒っぽく見えるし、ラピュタの飛行石にも見えるし、全知全能のなんかこんなんどっかで見たような気もする。

金ピカだ…何に使うんだ…?

信者や僧侶の方々が暮らすレジデンス(?)が沢山ある。

こちらは12階建て、1700人の女性のスタッフの方々が住んでいるそうです。

もう1箇所僧侶の方々のレジデンスもあり、そちらも12階建て、ドミトリー形式の質素な作りで、4,000人がお住まいだそうな。
規模がおかしい。

この寺院のチャームポイントの1つ、巨大な球体。遠目から見ると完全に目玉。
オフィスも入っている15階建てで、創設者クンヤーイ氏のメモリアルホール。
「The Master Nun Chand Centennial Building」

冒頭で出てきた金のメモリアルホール(キャパ300人)と共に記念撮影。

ピースしようとしたら手を合わせろと注意される。
すみません、浮かれました。

皆でお祈りするような巨大なオープンな施設へ到着。

靴を脱ぎますよ

なんとこちら、MAXで60万人が同時に瞑想できる「The Grand Meditation Stadium」らしい。絶句。
一辺が1km四方あり、2階建て。

ハスも大きい。可愛い。見学のお礼にせめても…とお布施を。

お分かりいただけるだろうか。この施設の巨大さが…

地面熱すぎ

あの…もうホントこういうこと言うの、良くないってわかってるんですけど…
訪問された方々、皆さん「UFOのよう」と仰っているのですが…

どう見ても乳◯だ。もうそれにしか見えない。
金色の巨大な◯首。

しかもこちら、上部の金色部分は30万体の仏像でできている。お布施すると自分の名前が入った仏像が増えるんだって。圧がすごい。

ちなみに横にはさらにMAX30万人収容可能な「The Dhammakaya Assembly Hall」
伝説のほぼ100万人ライブができる。

一周りして大体2時間くらいかな。色々丁寧に説明をしていただき、終始和やかな雰囲気で見学終了。パンフレットをもらって帰ってきた。

…正直ネタ的な意味で潜入!(°▽°)と大変失礼な姿勢で訪問いたしましたが、私が見た限りでは、何がこんなに胡散臭いとタイの人達に言われているのかイマイチそこまでよくわからなかった。勉強・情報不足がもちろんあるんだけど…
まあ良くないニュース噴出しているからかな…イベントの写真とかは人数多すぎてぎょっとする(笑)&仏教の一派なのに大金が寄付されているのであろう建物の数々も中々強烈だし…

ポストカードももらえちゃう

しかしながら、瞑想は体や精神にいいし、皆さん良い人で丁寧に説明してくれたので好印象でした。
信者の皆さんが心の底から幸せで充実した人生を送ることができ、入信・脱退が自由にできるて、社会的に問題を起こしたりしないのなら、それはそれで良いのでは…?とも思ったりする。

一瞬で通り過ぎてよくわからなかったモニュメント

日本は「宗教」のイメージがあんまり良いとは言えないし、学ぶ機会も殆どない。
世界には無数の宗教がある。最初から「あやしい」と警戒して跳ね除けるのではなく、「こういうのもあるんだな」と知ってみる姿勢を忘れないようにしたいものです。
あ、強制的にアレコレは良くない。出入り自由、お布施も自由が大前提だと思う。

ちなみに、日本にもタンマガーイ寺院何ヶ所かある。興味のある方はそちらから訪問なさるのも良いかも。タイは「総本山」でございます。
基本は英語での案内だが、事前に申し込むと日本語話せる方がついてくれたりするらしいよ!
私は1人で何も考えず突撃してしまったよ…お忙しいのにすみません…

<アクセス>

人数多めならタクシーで行くと楽だと思う。
私は1人だったので、バスでショッピングモール「Future Park Rangsit」まで行き(1時間弱)、そこからタクシー利用(30分位)。バンコク郊外、北のパトゥンタニー県にある。
帰りもタクシー呼んでくれたよ…何から何まで…

入り口の看板

暑いから?か不明だが、この宗教の水をもらった。
おおーー!お水だ!(°▽°)

飲んだら普通

<メタルのライブ>

帰国便が深夜だったので、フライトの直前になってしまったが、Hさんボーカルのバンドのライブに行った。最近は東南アジアのあちこちでライブをしていて、CDも特に北欧で人気が出ており、ギターのMさんはタイのロッカーのMVに出演したり、WEBマガジンの取材を受けていたりと、活動の幅を拡げています。

Cさん含め4人でステーキ(=´∀`)
私の大きい荷物をYさんが持ってくれて嬉しい。女性扱いしていただいて感動する

かっこいいーー!

Hさん「マレーシアの盛り上がりが特に凄い。あんたら知らない曲でよくそこまで盛り上がれるなって思う位ノリが良いねん」
終わった後は駐車場でジュースで打ち上げするらしい。(ムスリム国家なので)

人生でここまで速い速弾きを初めて見たよ。凄い。どうなってるんだ。

もっとゆっくりしたかった…あっという間に帰国

SNS苦手でほぼ消息を絶っているような私からのずうずうしい連絡で、わざわざ時間を作ってくれて遊んでくださった皆さんありがとう。
再び消息を絶っていますが私は元気です。すみません。
COVID-19が終わったらきっとまた行きます。ごめんなさい。

大好きでいつも食べるタイのセブンイレブンのホットサンド ハムチーズ
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